iKnow! BLOG

iKnowってなに?

+αの英語表現

posted on

関係代名詞 “which” “who” “that” を使いこなせ!使い方をわかりやすく解説します

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関係代名詞 “which” “who” “that” を使いこなせ!使い方をわかりやすく解説します

 
英語でつまずきやすいテーマのひとつ、「関係代名詞」。中学校の授業で、関係代名詞のせいで英語に苦手意識を持ったという人も多いのではないでしょうか?

でも、ちょっと待ってください! 関係代名詞がわかると英会話のレベルもグッと上がります。あの頃わからなかった関係代名詞を、文脈上の役割とともにもう一度おさらいしてみましょう。

関係代名詞はなぜわかりにくいの?

教科書では、関係代名詞の役割を「2つの文をつなぎ、直前の名詞(先行詞)を修飾(説明)する節を作る」と説明しています。

例えば、学校のテストでは次のような問題が出されたことと思います。

《問題》
AとBを関係代名詞を用いてひとつの文にせよ。

A:There is a boy.
「男の子がいる」
B:He is running in the park.
「彼は公園で走っている」

《答》
There is a boy who is running in the park.
「公園で走っている男の子がいる」

しかし、これでは必ずしも関係代名詞の理解にはつながりません。なぜなら、普段の会話において「あ〜、なんだか2つの文をつなぎたいな〜」といった動機は生まれないからです(笑)
むしろ、関係代名詞を習得するより「2つの文をそのまま書いたり話したりすればいいのでは? 実際通じるんだし…」と思うかもしれませんね。

次の章では、関係代名詞を使う意義やメリットを解説します。

2つの文をつなぐのではなく、説明を追加する

関係代名詞を理解するには、その思考経路を理解することが重要です。
最初の例文に戻りましょう。

例えば、双眼鏡で遠くを眺めていて、隣の人にどんなものが見えているかを説明するとします。その場合、あなただったらどう会話をはじめますか?

「◯◯公園で走っている男の子がいる」といきなり理路整然と説明できるでしょうか。
「男の子がいてー…走っていて…ああ、ここは公園だね、それから……」と、双眼鏡を通して得た情報を逐一追加していくのが自然かと思います。

つまり、ここでの思考経路は、

  • まず、「男の子」がいることを認識
  • 次に、彼が「走っている」ことを認識
  • 最後に、そこが「公園」であることを認識する流れです。

そう、この “追加” こそが関係代名詞の本質。関係代名詞を使いこなせると、アドリブで説明を追加していくという作業ができるようになります。

確かに “There is a boy. He is running.” と文を2つにわけても間違いではありません。

しかし、日本語でも、口語の場合、「男の子がいて……走っている」といった具合に、あいまいなまま次の説明に繋げたりしますよね。英語でも同じ発想で、“There is a boy… who is…running.” と関係代名詞を用いるのです。

【まとめ】
関係代名詞の本質は「2つの文をつなぐ」のではなく、「説明を追加する」ことである。

関係代名詞の種類

関係代名詞には “who” “which” “that” など複数の種類があります。改めてこれらを学んでおきましょう。

 先行詞 \ 格

主格

所有格

目的格

who

whose

whom(who)

動物・事物

which

whose
of which

which

人・動物・事物

that

that

このように、関係代名詞は先行詞と格の種類によって変化します。

なんともややこしいと思うかもしれませんが、主格・所有格・目的格について、一つひとつ見ていきましょう。

主格とは?

主格とは、主語の役割を果たす語のこと。

She is a girl who came to my house last week.
「彼女は先週わたしの家に来た女の子です」

これは以下の2文にわけられます。

  • A:She is a girl.
  • B:She came to my house last week.

Bの “she” は主語の役割を果たしています。したがって主格の “who” が用いられるのです。

所有格とは?

所有格とは、その後に続く名詞を修飾する語をいいます。

次の2文を関係代名詞を使って1文にする場合はどうなるでしょうか。

  • A:She is a girl.
  • B:Her father is a doctor.

Bの “her” は所有格なので、関係代名詞は “whose” が用いられます。

She is a girl whose father is a doctor.
「彼女は医者の父親を持つ女の子です」

目的格とは?

目的語とは動詞の目的となる語です。「~は〇〇を…する」の〇〇に相当します。

  • A:She is a girl.
  • B:I invited her to the party.

よって、Bの “her” が目的語ですね。この2文をつなぐと……

She is a girl whom I invited to the party.
「彼女は私がパーティーに招いた女の子だ」

ただし! 省略する場合もある

ただし、目的格の場合、関係代名詞は省略できます。

  • She is a girl I invited to the party.
    「彼女は私がパーティーに招いた女の子だ」

また、日常会話において “whom” が使われることはまれで、このように省略されるか、代わりに “who” が使われることが多くあります。

  • She is a girl who I invited to the party.
    「彼女は私がパーティーに招いた女の子だ」

コンマのあるなしで意味が変わる?「制限用法」と「非制限用法」

関係代名詞の使い方には、「制限用法」と「非制限用法」の2種類があります。解説の前に、まずはそれぞれの例文をみてみましょう。

《制限用法》
① He has sons who are married.
「彼には結婚した息子が(何人か)います」

《非制限用法》
② He has sons, who are married.
「彼には(何人か)息子がおり、結婚している」

「制限用法」と「非制限用法」の違いは?

一見すると、2つの違いは「,(コンマ)」のあるかないかだけ! しかし、意味するものは全く変わります。
①の場合は「結婚していない息子」がいる可能性があり、②の場合は「息子は全員結婚して」います。

制限用法は、「関係代名詞以下→先行詞」の順番で訳します(結婚している→息子)。そして、これが関係代名詞の一般的な使われ方でもあります。

対して、「非制限用法」つまりコンマがついている場合は、コンマで区切って訳します(息子がいる→結婚している)。
そのため、似たような文章でも意味が違ってくるのです。

とはいえこの2つ、文章ならわかりますが、会話だと違いがわかりませんよね。実は非制限用法は文語であり、会話で使われることはありません。
「息子がおり、全員結婚している」と口語で言いたいときには、

  • I have sons. All of them are married.
    「彼には(何人か)息子がおり、みな結婚している」

このように言いましょう。

クイズ!どれが関係代名詞?

関係代名詞について、理解が深まってきたでしょうか? ここでクイズにチャレンジしてみましょう。

《問題》
5つの “that” のなかで「関係代名詞」はどれでしょう?

She said that that that that that boy used was wrong.
「彼女は、あの少年が使ったあの “that” は間違っていると言った」

※ヒント:英語の授業中に起きたことを説明している文章

《解説》
“that” の意味をひとつずつ説明しましょう。

  • She said 【that】「that節」
  • She said that 【that】「あの(次の that を指示)」
  • She said that that【that】「単語のthat」
  • She said that that that【that】「関係代名詞(目的格)」
  • She said that that that that 【that】「あの(次の boy を指示)」

というわけで、正解は4番目の “that” です。
この文を分解するには、主節とthat節に分けるとわかりやすいでしょう。

主節は “She said that”、そしてthat節の内容は以下の2文に分解できます。

  • That that was wrong.
    「あの that は間違っている」
  • That boy used it.
    「あの少年がそれを使った」

この問題がわかったあなたは、英文法をかなり理解していると言えるでしょう。

おわりに

日本語にはズバリと関係代名詞に相当するものがないため、日本人にはなかなか理解が難しいものです。
しかし、これを理解できるようになると、リーディングでは文の構造が把握しやすくなり、ライティングではネイティブらしい英文が書けるようになります。会話も流ちょうな表現になり、アドリブをどんどん入れられるようになりますよ。

過去に関係代名詞で挫折した人は、ぜひもう一度チャレンジしてみてくださいね。

 

【細かな文法まできちんとマスター!】

iKnow! (アイノウ)25%OFFキャンペーン中
http://iknow.jp/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

WRITERこの記事を書いた人

540610_3290538796177_1895399118_n
WRITTEN BYまさと

ライターのまさとです。普段は翻訳をやってます。英語を通じて「言葉」の面白さを追求していきたいと思っています。

このライターの最近書いた記事はこちら