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「いただきます」「おつかれさま」意外と知らない英語表現まとめ

「いただきます」「おつかれさま」意外と知らない英語表現まとめ

突然ですが、「いただきます」は英語で何と言うかご存じですか?さらに「ごちそうさま」は?

普段何気なく使っている日本語も、いざ英語にしようとすると、どう表現したらよいか意外とわからないものです。それが日本独自の文化や習慣になると尚更で、その概念すらない海外では説明がややこしくなるばかり…。ついには「なんでもない…」と説明を諦め、黙りこくってしまった経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、そんな方にぜひ知ってもらいたい「日本語特有の言葉を英語で表現する方法」をご紹介します!これで抱えていたモヤモヤが晴れるかもしれませんよ!?

意外と知らない英語表現まとめ

いただきます = “Let’s eat!”

食事を始めるときに、また「動物や植物の命をいただきます」という意味で使う「いただきます」ですが、これは日本だけの文化です。英語にはこれに相当する表現はないので、 "Let's eat!" 「さぁ、食べよう!」と言いましょう。

ごちそうさま = “Thanks for the nice meal.”

「いただきます」と同様、英語には「ごちそうさま」に相当する表現はないです。作った人に感謝する意味を込めて、 "Thanks for the nice meal." 「美味しい料理をありがとう」と言いましょう。他にも "I'm done!" 「食べ終わったよ」と言ってから席を立つのも良いですね。

いってきます = “I’m leaving!”

「いってきます!」と言うのは家族や同居人に「もう家をでるよ!」と伝えたいときですよね? "I'm leaving!" 「もう行くよ!」と言えば「いってきます!」のニュアンスが伝わるでしょう!

いってらっしゃい = “See you! Have a good day!”

"Good bye!" では「お別れ」の雰囲気が強調され、ふさわしくないです。 "See you!" というフランクな表現や "Have a nice day!" 「よい一日を!」という明るい表現で送り出してあげましょう。

ただいま = “I’m home!”

「ただいま!」というのは「ただ今帰りました」というフレーズからきています。「家に帰った」ことをシンプルに表現する "I'm home!" が一般的な表現です。

おかえり = “How was your day?”

「今日はどんな日だった?」というニュアンスで使われます。他には "Welcome back!" という表現もありますが、この表現は毎日の生活で使うというよりも、旅行や海外赴任などで長期間不在にしていた相手に対して「よくぞ帰ってきた!」というニュアンスを含んで使うことが多いです。

がんばれ! = Work hard!

誰かを励ましたいときに使う「がんばれ!」というフレーズ。 "Work hard!" 「しっかりやれ!」=「がんばれ!」以外にもさまざまな表現があります。

  • Carry on! ⇒めげずに「がんばれ!」
  • Go for it! Good luck! ⇒グッドラック!「がんばれ!」
  • You can do it! Go do your thing! ⇒君ならできる!「がんばれ!」
  • Do your best! ⇒全力を尽くして「がんばれ!」
  • Hang in there! ⇒持ちこたえて「がんばれ!」

おつかれさま = “You’ve gotta be tired.”

会社の人に、仕事を頑張った人にねぎらう意味を込めて「おつかれさま」と言いたいとき。英語にはそのような表現がありませんので "You've gotta be tired." 「疲れているでしょう」というように、相手をいたわる表現を使ってみてはいかがですか?日本人特有の「思いやり」をぜひ英語でも表してみましょう。

スピーチやプレゼンテーションなどを頑張った人に「おつかれさま」と言いたいときは "Good job!" 「よかったよ!おつかれさま!」のほうがふさわしいです。

流行語は英語でこう表現!

おもてなし = “selfless hospitality”

2013年の流行語にも選ばれた「おもてなし」。The Japan Timesでは "selfless hospitality" と訳されていました。 "selfless" は「 無欲な」、 "hospitality" は「親切にもてなすこと」。

もったいない = “What a waste!”

実は「もったいない」はそのまま海外でも通用します。日本独自の概念が海外にも伝わったのです。Wikipediaにも "Mottainai" の項目があるほど。ですが、これを英語で表現したいときは "What a waste!" (「無駄使いだ!=もったいない」)というように表現します。

自撮り = “Selfie”

イギリスのオックスフォード辞典の「2013年を代表する言葉」にも選ばれた "Selfie" という言葉。Self(「自分」)という単語に接尾語のieがついたものです。TwitterやInstagramなどで "#Selfie" と検索すればたくさんの自撮り写真が!

日本語スラングは英語でこう言う!

どや顔 = “smug face”

"smug" は「 自己評価の高い、自己満足している、気取った」という意味です。「自信満々の顔」=「どや顔」という意味につながります。 "smug face" で検索すると、海外の有名人のどや顔を見ることができますよ。

びみょー = “Not so good.” 他

例えば、食事が美味しかったどうかを聞かれ「いや、びみょーだった」と答えたいときには "Not so good…" と言いましょう。「良くはないんだけど…悪くもない」というニュアンスで「びみょー」を表現します。他には、 "Not bad." 「悪くない」、 "It's OK."「まあアリだね」という表現もあります。

ハマる = “be hooked on”

"hook" は「つるす、引っ掛ける」という意味。英語では「(ハマっているものに)釣られた状態」として表現します。もしあなたがスマートフォンのアプリにハマっていたら、 "I'm hooked on apps." となります。

イケメン = “hottie”

「イケメン」は「イケてるメンズ」から派生した言葉だとされています(Wikipedia)。そのまんま "handsome" や "good-looking" といったように表現しても良いですが、 "hottie" 「とても魅力的な人」の方が俗語っぽさが出るのでオススメです。ちなみに、 "hottie" は男と女どちらにでも使えます。

キレる = "to snap"

"snap" は「棒状のものが折れる」という意味から派生し、「突然ブチ切れる」や「怒りが爆発する」という意味をもっています。 "She snapped." で「彼女がキレた」というように表現できます。ちなみに「逆ギレ」は "to snap back at ~" でOKです。 "He snapped back at her." 「彼は彼女に逆ギレした」で伝わります。

まとめ

いかがでしたか?初めて知る言葉もあれば、「なんだ、こう言えば良かったのか!」と意外に簡単な表現まで色々ありますね。何気ない普段の会話でよく使われる言葉だからこそ、覚えておくと便利ですね。「おつかれさま」など、ちょっとした言葉をかけられるだけでも、そこから会話が広がりそうですよね。

今回ご紹介した言葉以外にも、気になるものがあればぜひ調べてみてください!目からウロコな表現が見つかるかもしれませんよ!

[参考文献:デイリー・ヨミウリ,『コレって英語で?』, 東京堂出版, 2006年]