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「もし〜の場合」はなんと言う?if・when・in case(of)・in the case(of)の英語の使い方

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「もし〜の場合」はなんと言う?if・when・in case(of)・in the case(of)の英語の使い方

イギリス在住ライター ボッティング大田朋子です。今日は、「もし~の場合」と言いたいとき、英語ではどういった表現を使うかを見ていきましょう!

学校では「もし〜の場合」の直訳として “in the case of” を習ったと思います。しかし、実際多くの場合使われるのはifやwhenなんです。とはいえ、ifやwhenはどのように使い分けるのでしょうか? そして “in the case of” “in case” を使うのはどんな場面なのでしょうか?

「もし〜の場合」の英語での表し方を一緒に見ていきましょう。

▼ もくじ
ifとwhenの使い分け
in case(of)とin the case(of)の使い分け
クイズ
まとめ

 

ifとwhenの使い分け

ifとwhenの使い分け
まず、「~の場合」のifとwhenの基本的な違いを押さえましょう。

不確実な未来の出来事を推量するif

不確実な未来の出来事を推量する場合に使用されます。ポイントは「不確実な未来の状態や動作を推量する場合」です。

  • If it rains tomorrow, we shall stay at home.
    「明日もし雨が降ったなら、家にいましょう」

雨が降るかどうかなんて非常に「不確実な未来の状態」ですよね。こういった場合はifを使うのが適切です。

  • If you get a headache, take this aspirin.
    「頭痛がするときには、このアスピリンを飲むといいよ」

頭痛は日常的に起こるわけではなく、「いつかわからないけれど頭痛があった場合には〜」というニュアンスなのでIfが使われます。

*万年頭痛持ちの友達に以下のように話すときには、Whenが使われます。

  • When you get a headache again, try this aspirin.
    「次に頭痛がおこったときは、このアスピリンを試してみて」
  • If your boss shouts at you – shout back!!
    「上司がどなった場合には、どなりかえすことよ!」

上司がどなってくるなんて頻繁にあるわけではないですよね(と願いたいところです)。でも「もしそんなことがあったら」と不確かな未来を推量して述べています。
 

確実性の高い未来の出来事を推量するWhen

「確実性の高い未来の出来事」を推量する場合に使用されます。
ポイントは、「確実性の高い未来」=出来事がほぼ起こることを想定して使われます。

  • Let’s pack up to go home when it starts raining.
    「雨が降ったら、帰る準備をしましょう」

whenは、天気予報や空の様子から雨が降ることはほぼ起こりうる場合に使われます。数日後などの不確実な未来のお天気の話だと、ifが使われます。

  • You should prepare some tea for your boyfriend when he arrives.
    「彼氏が到着したら、彼のためにお茶を用意してね」

彼氏が来ることは、事故などの予期しないことがない限りほぼ確実なことですよね。こういった想定の「もし~」にはWhenが使われます。

  • You should do your homework when you get back home from school.
    「学校から戻ったらまず宿題をしなさいよ」

予期しない出来事が起こらない限り、学校から帰宅することはほぼ確実に起こる未来ですよね。だからifではなくwhenが使われます。
 
ifとwhenとの違い、つかめましたか? 次に、“in case” “in the case of” を見ていきましょう
 

in case(of)とin the case(of)の使い分け

in case(of)とin the case(of)の使い分け

in case(主語+動詞~の文が続く)

「もし~の場合」の「もし」の可能性がifよりも一段と少なくて、「万が一」「~の場合に備えて」という意味合いが含まれます。また、名詞caseに冠詞がついていませんよね。つまりcaseが確定されていない=起こる可能性が非常に低いケースについて話すと覚えましょう。ニュアンスとしては「そのようなことはほぼないだろうが万が一あったとすれば」とか「もし~の場合に備えて」という感じです。
 

*「万が一~が起こったら…」といった具合に推量する出来事がネガティブであることが多いのが特徴です。ニュアンスをつかむために、例文を多めに挙げてみました。

  • We need another plan in case this one doesn’t work.
    「この計画が上手くいかないときに備えて別の計画も必要だ」
  • We better keep in contact with them in case we need their help.
    「彼らの助けが必要な場合にそなえて、連絡を取り合っておくほうがよさそうだ」
  • Susan should get a map in case she gets lost.
    「迷ったときに備えて、スーザンは地図を持っておいたほうがいい」
  • Let’s buy some food in case we can’t find any shop on our first day in town.
    「万が一街での一日目に店が見つからない場合に備えて、いくらか食品を買っておこう」
  • In case something happens to the computer, we should back up the data.
    「万が一コンピューターに何かあったときにそなえて、データのバックアップを取っておくべきだ」
  • We should insure our car in case we get into an accident.
    「事故があったときにそなえて、車に保険をかけておくべきだ」
  • Please call us in case something goes wrong with the leather bag. We will refund you and replace it with a new one.
    「一年以内に革のカバンに欠陥が見つかった場合には、お電話ください。商品の返品、返金に対応させていただきます」

 
なんとなく、in caseが持つ感覚がわかってきましたよね!
 

in case of~(名詞が続く)

“in case of~(名詞が続く)” も、災害、火災、犯罪、不良品といった、できれば起こってほしくないことにたいして「万が一あった場合」という文脈で使われることが多いです。
 

“in case of~” の後には、前置詞のofの後なので名詞が使われます(in case の後には主語と動詞を持つセンテンスが続きます)。いつもよく似たパターンで使われるので、覚えてしまいましょう。

In case of rain(雨が降った場合には)
In case of emergency(万が一非常事態の場合は)
In case of fire,(火災が発生した場合は)
In case of concealed or obvious damage, (不良な点があった場合には)
  • In case of emergency, do not use the elevator.
    「非常事態の場合は、このエレベーターを使用しないでください」
  • In case of fire, the elevators are out of service. (Use the emergency exit.)
    「火災の場合は、これらのエレベーターは使用できません(非常口をご利用ください)」

 
後ろに文(主語+動詞)を続ける場合には、“in case+主語+動詞~” が使われます。
(前置詞ofの後ろに文章は持ってこれませんよね。だからofをトルと覚えてしまいましょう!)
 

in the case of~とin the case

また、話者が、具体的な物事や事柄を頭に置いて話をしているときには、冠詞theつきの “in the case of” や “in the case” が使われます。この場合、“Regarding(~に関して)” “in the matter of(~の問題では)” “in relation to(~に関して)”の意味で使われます。
 

  • Doing daily exercise is good for your health. However, in the case of jogging, you must be careful not to damage your knees.
    「毎日運動することは健康によいことです。けれどジョギングに関していえばひざを痛めないように気をつけないといけません」
  • Studying at university is a big undertaking. In the case of medicine, it can take up to seven years to complete the course.
    「大学で勉強することは大きなコミットメントです。 医学部に関していうと、学部を修了するまでに最大7年かかることがあります」
  • In the case of England, primary school starts at the age of 5.
    「イギリスの場合は(イギリスに関していうと)、5歳で小学校がはじまる」

例文からもわかるように、冠詞が付くことで特定のケースを述べています。他者/事や過去と比較して「○○の場合では…」といったニュアンスが込められます。
 

in case(of)のときと同様、後ろにくる形によってofの有無が決まります。
“in the case of(名詞が続く)” “in the case+文(主語+動詞が続く)”です。
 

さて、ここで問題です! in case(of)とin the case(of)の区別がついたかを確認しましょう。以下の文章、どちらが正解でしょうか?

1.In case of emergency, break glass.
2.In the case of emergency, break glass.

特定の緊急事態を想定して話をしているわけではなく、いかなる緊急事態が起こるものならガラスを割って下さいと言いたいのですよね。
だから、1が正解です!

 

クイズ

クイズ
それでは、最後に総復習を兼ねておさらいクイズに挑戦しましょう! 次の文では、if? when? in case? in the case? どれを使うのが適切でしょう?

1.Take some more money(  )you need it during your travel.

2.(  )you see my sister at university today, could you tell her to call me?

3.I asked David for his e-mail address (   )I needed to contact him.

4.Let’s go(  )she arrives, shall we?

答えと解説

  • 1.Take some more money in case you need it during your travel.
    「旅行中万が一必要なときに備えていくらかお金を持参くださいね」

万が一~というニュアンスが強いのでin case です!

  • 2-1.If you see my sister at university today, could you tell her to call me?
    「今日、もし大学で姉を見かけたら、わたしに電話をくれるように伝えてくれない?」

    2-2.When you see my sister at university today, could you tell her to call me?
    「今日大学で姉を見かけたとき、わたしに電話をくれるように伝えてくれない?」

この文章では、WhenとIfどちらの場合も想定できますね。話者の相手が今日大学でお姉さんに必ず会うことがわかっている場合だとWhenを使います。会うかどうかわからないけれど、もし見かけたら…という設定であればIfを使います。

  • 3.I asked David for his e-mail address in case I needed to contact him.
    「デービットに連絡を取る必要がある場合に備えて、念のため彼のメールアドレスを聞いておいたよ」

起こりうるかわからないけれど、念のために、何か必要なことがある場合に備えて、というニュアンスがあるのでin caseを使います。

  • 4.Let’s go when she arrives, shall we?
    「彼女が到着したら、さっそく出かけようよ」

彼女が到着することはほぼ想定内なのでWhenが使われます。

 

まとめ

今回紹介した「もし~の場合」を起こる可能性の高低によってまとめると以下のようになります!

日本語 確実性
When 高い
If 低い
in case すごく低い
(万が一と想定しているだけ)
in case of 低い(災害、火災、犯罪など起こってほしくない出来事への想定)

*in the case (of)は、特定の出来事や人を指して「~に関しては」という場合に使われます。

「もし~の場合」の表現、もうばっちりですね♪ 多くの例文に触れるといっそう言葉のニュアンスがつかめるので、ますますたくさんの例文に触れてくださいね。本日もおつきあいいただいてありがとうございました。

 

【似た意味をもつ英語の使い分け】

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WRITERこの記事を書いた人

ボッティング大田朋子
WRITTEN BYボッティング大田朋子

同志社大学商学部卒。大学時代にアメリカ・ドイツでのインターンシップのあと外資企業勤務インド出向。メキシコ→アルゼンチン→スペインを経て現在イギリス在住。多言語を話す息子娘と4人家族。世界が拠点な生き方&子育てを進行中。https://tomokoota.wordpress.com/

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