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「風通しのいい」「気持ちだけいただきます」は英語でどう言う?直訳できない独特な表現まとめ

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「風通しのいい」「気持ちだけいただきます」は英語でどう言う?直訳できない独特な表現まとめ

日本語ではよく使う表現だけど、いざ海外に行った時に「あれ?これって英語ではなんて言うんだろう?」と思うことがありますよね。

たとえば、「風通しのいい職場で働いています」を直訳して “I’m working in a windy office.” なんて言ってしまうと「君の職場には窓がないのかい?」とおかしなことになってしまいます。

このような直訳できない表現や、そもそも英語にはない言葉を英語にする方法をご紹介します。

▼ もくじ
1.あいさつ編
2.飲食編
3.ビジネス編
4.男女編
おわりに

1.あいさつ編

あいさつ編

久しぶり/How have you been?

「久しぶり」はよく “long time no see”(※)と訳されますが、欧米ではあまりこの表現を使いません。それでも久しぶりに会ったことを表現したいときはこの言葉を使いましょう。これは “How are you?”(元気ですか?)の現在完了形で、過去の継続的な時間を「元気にしていましたか?」と尋ねることで、しばらくぶりに会ったことを表現しています。

  • Hi, how have you been? I think it’s been 6 months(since we met last time).
    「やあ久しぶりだね。6ヶ月ぶりじゃないかい」

※“Long time no see”はいわゆる「アメリカ・イギリス標準語」ではあまり使われませんが、シンガポールやインド、また中国系アメリカ人などのあいだでよく使われます。イギリスやアメリカの植民地だった国では、英語ともともとの言語が混在して “long time no see”という表現ができたと思われます。

お邪魔します/Thank you for inviting me.

他人の家に上がる際に使われる日本語ですが、これに当てはまるお決まりの英語表現はありません。パーティーなどで正式に招待された場合は上記のように表現することができます。親しい友人などの家をカジュアルに訪問する際には “How are you doing?” など通常通りの挨拶で問題ありません。

  • Thank you for inviting me to your home party.
    「ホームパーティに招待いただきありがとうございます」

気持ちだけいただきます


I appreciate the thought.

他人からの誘いや贈り物を断る際に日本語ではこのように表現します。相手を傷つず、やんわりとかわす言い方ですが、よく使われる “No thank you” だけでは不躾な印象を与えてしまいそうですよね。そこで “appreciate”(ありがたく思う、感謝する)を使って気持ちを表現してみましょう。

  • A:How about going to dinner? I’ll treat you.
    「夕食でもどう? おごるよ」

    B:Oh, I can’t. I have to go now. But I appreciate the thought.
    「もう行かなきゃいけないの。お気持ちだけいただきます」

遠慮します/Thanks, but I’ll have to pass.

こちらも日本語ではよくある表現ですよね。誘いを断る際にはまずお礼を言ってから断ると角が立ちません。“pass” には「やめておく、遠慮する」という意味があります。トランプゲームなどでの「パスする」と同じ意味です。

ただし、これは「〜しませんか?」という「誘い」を遠慮する文句であって、相手の「〜しましょうか?」という「申し出」を遠慮する際には使いません。自分が参加する「誘い」はパスできても、相手が行動する「申し出」をパスすることはできないからです。

申し出を遠慮する際には例えばこのように言いましょう。

  • A:Do you need help?
    「手伝おうか?」

    B:Thanks, but I’m fine/ all right/ okay now.
    「ありがとう。でも必要ないと思う」

 

2.飲食編

飲食編

【参考:いただきます&ごちそうさまの言い方は?】
「いただきます」「おつかれさま」意外と知らない英語表現まとめ

とりあえずビール/I’ll have a beer first.

日本ではお酒を飲み始めるとき、ビール以外もあとで飲むという意味を含めて「とりあえずビールで」と言いますね。ほかにも、大人数での飲み会などでは最初の注文を手早く済ませるためにしばしばこのような表現が用いられます。「とりあえずビールでいい?」と尋ねる際には、

  • Should we start off with beer?
    「とりあえずビールでいい?」

と言うことができます。

おごるよ/It’s on me.

おごる際の決まり文句です。 “It’s my treat” という言い方もありますが、少しフォーマルなニュアンスがあるので、仲間内ではシンプルに “It’s on me” を使ったほうがいいでしょう。ちなみに割り勘は “split the bill” です。

  • It’s your birthday today, so dinner is on me tonight!
    「今日はあなたの誕生日だから、今夜の食事は私がおごるよ!」

【参考:バーで女の子を口説くならこちら♡】
お酒をおごって女の子を口説け!オシャレなバーで使える英語フレーズ

おすそ分け/share

おすそ分けとは、他人からもらった品物などを、さらに友人や知人などに分け与えることですが、英語ではここまで厳密な言葉はないため、“share” を使えばいいでしょう。

  • I got a lot of apples from my parents, so I’d like to share them with you.
    「両親からリンゴをたくさんもらったので、おすそ分けです」

はしご酒をする/bar hop

次から次へと飲み屋を訪れることを日本語では「はしごする」といいますが、英語では“hop”(ぴょんぴょん跳ねる)と表現します。ちなみに二日酔いは英語で “hangover” で、もともと「残存物、遺物」という意味があります。

  • I have a hangover this morning ‘cause I went bar hopping last night.
    「昨夜はしご酒をしたので今朝は二日酔いだ」

 

3.ビジネス編

ビジネス編

お疲れ様です/お先に失礼します


See you tomorrow.

日本では退社の挨拶時に使われる言葉ですが、英語にぴたりと対応する言葉はないため、同僚にはこのように声をかければいいでしょう。また日本では社内メールの書き出しで「お疲れ様です」を使いますが、英語であれば “Hello” または “Hi” で十分です。

  • A:See you tomorrow. Take it easy.
    「また明日。無理しないでね」

    B:Ok, see you!
    「わかった。またね!」

お世話になっております


I hope this mail finds you well.

得意先やビジネスパートナーにビジネスメールを送る際に使われる「お世話になっております」。英語のメールでは “Hello” または “Hi” から始まり、すぐに用件という流れが一般的です。ワンクッション置きたい場合は次のように言えばいいでしょう。

  • Hi, ○○, I hope this mail finds you well. I would like to talk with you about our future policy.I would like to talk with you about our future policy.
    「○○様 お世話になっております。今後の方針についてお話させていただきたいと思います」

善処します/We will take proper measures.

Yes/Noをはっきりさせない日本語の代名詞とも言えるフレーズです。日本人にとっては無理なことを暗に示す際に使われることの多い「善処します」は、外国人にとっては期待の持てる言葉と解釈されます。言葉通り適切に対処することを伝えたいのであればこのように言えばいいでしょう。無理であることをはっきり伝えたいのであれば、

  • I’m afraid we are unable to do it.
    「それはできないと思います」

と言うことができます。“afraid” は「(残念ながら)と思う」というときに使います。

ご贔屓をお願いします


We appreciate your continued patronage.

「ご贔屓」とは英語ではちょっとピンときませんが、継続的な顧客に感謝を伝えるという意味でこのように言うことができます。“patronage” とは「愛顧、後援、得意客」という意味です。

 風通しがいい/an open culture

「風通しがいい」とは職場のコミュニケーションが上手くいっている、オープンな社風ということです。慣用的な表現はその言葉の意味するところを簡単な言葉に置き換えると翻訳しやすくなります。

  • A:Why did you change your job?
    「どうして仕事を変えたの?」

    B:Because I wanted to work in a company with an open culture.
    「風通しがいい会社で働きたかったんだ」

 

4.男女編

男女編

singles party/合コン

恋人募集中の男女が集まるパーティーを英語にするならばこのように言えます。ただ、欧米では日本の合コンのように少人数の男女が同数ずつ集まるというよりは大人数が集まって行うケースが多いです。より大人数で本気度の高い「お見合いパーティー」であれば “Matchmaking party” と言います。

  • A:Why don’t you come to the singles party tonight?
    「今夜合コンに来ない?」

    B:I will definitely be there !
    「絶対行く!」

男友達:女友達/guy friend:female friend

“boyfriend/girlfriend” は恋人のこと。では男友達/女友達は英語でどういうのでしょうか。そもそも欧米では日本ほど友達の性別をはっきりさせる習慣がありません。あえて区別する場合はこのように言うか、名前を呼ぶことで性別を示唆することができます。会話の流れのなかで “he/she” と人称で性別がわかるので、あまり必要ないのかもしれません。

 お見合い/arranged date

「第三者による手配や紹介を受けて結婚のために男女が会う」のでこのように言います。「初対面のままデートをする」という意味で “blind date” とも。ただし、日本のように両親や仲人が同席するとは限りません。一言で伝えるのは難しいので補足を加えるといいでしょう。「お見合い結婚」は “arranged marriage” です。ちなみに「恋愛結婚」は “love marriage” です。

  • I’m going to have an arranged date with a guy and his parents. My parents are also coming with me.
    「彼の両親も来るお見合いをします。私の両親も来ます」

できちゃった結婚/shotgun marriage

なかなかデンジャラスな表現ですね(笑)。語源について諸説ありますが、結婚前に妊娠が発覚した娘の父親が、ショットガン(散弾銃)を持って相手の男性に結婚を迫ったからだと言われています。ちなみに「妊娠する」は “get pregnant”、「妊娠中である」は “be expecting” と言います。

  • A friend of mine got pregnant and will have a shotgun marriage.
    「私の友達は妊娠してできちゃった結婚する予定です」

亭主関白:かかあ天下/bossy

夫婦どちらが主導権を握っているかを表現する言葉ですが、英語ではどちらも同じように “bossy”(ボスづらをする、威張り散らす)で表現できます。ほかにも “wear the pants” という表現もあります。「家庭の主導権を持っている」という意味の慣用表現です。

  • He is bossy in his family.
    「彼は家庭で威張り散らしている(彼は亭主関白だ)」
  • It’s is his wife who wears the pants in the family.
    「家庭の主導権を握っているのは彼の妻だ(彼の家はかかあ天下だ)」

 

おわりに

英語にはしにくいさまざまな言葉を紹介しました。このように、文化や習慣の違いによって日本語を直訳できないケースは多々あります。ポイントは、伝えたい内容の本質的な意味を簡単な言葉にしてから英語に翻訳すること、そしてそれでも伝わりにくいと思ったら補足説明をすることです。

直訳できないと思ったらそこにはカルチャーギャップが存在している可能性があります。英語を通してそうした点を楽しみながら異文化を学んでいきましょう。

【直訳注意!英語独特のフレーズまとめ】

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WRITERこの記事を書いた人

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WRITTEN BYまさと

ライターのまさとです。普段は翻訳をやってます。英語を通じて「言葉」の面白さを追求していきたいと思っています。

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