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「〜しなくちゃ」を英語で言うと?have to/must/need to の違い

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「〜しなくちゃ」を英語で言うと?have to/must/need to の違い

「〜しなくちゃ」を表す英語表現には “have to” “must” “need to” があります。どれも一度は耳にしたことがありますよね。

では、以下の3つの「英語の勉強をしなくちゃ」を表す文章のニュアンスの違いは分かりますか?

  • I have to study English.
  • I must study English.
  • I need to study English.

え? 全部いっしょじゃないの? と思った方。それでは、“have to” “must” “need to” それぞれが持つ意味・ニュアンスを詳しく見ていきましょう!

▼ もくじ
1.外部からの義務的な “have to”
2.強い意志・意見の “must”
3.単純な必要性の “need to”
4.否定形には要注意!
まとめ

1.外部からの義務的な “have to”

外部からの義務的な “have to”
“have to” が表す「〜しなくちゃ」は義務的な「〜しないといけない」です。

自ら進んでではなく、外部からの何らかの要因があって「〜しなくてはいけない」と考えるに至ったり、選択の余地がない「〜せざるをえない」を表すのが “have to” です。また、時に「気がすすまないけど…」というニュアンスを含むことがあります。

通常 “have” は「ハヴ(həv)」と読みますが、“have to” の場合は濁らず「ハフトゥ(ˈhæf.tu)」となるので注意しましょう。

  • I have to stay at the office until 5pm to take calls.
    「電話を取るために5時まではオフィスにいないといけないんだ」
  • You have to pay to go in the museum.
    「その博物館に入るにはお金を払わないといけない」
  • She has to finish her report by the end of this week.
    「彼女は今週末までにレポートを仕上げないといけない」

過去形は “had to”

また、この意味での過去形「〜しないといけなかった」は “had to” になります。

  • I had to leave work early yesterday to take my daughter to the doctor.
    「昨日は娘を病院に連れて行くために仕事を早退しないといけなかったんです」

2.強い意志・意見の “must”

強い意志・意見の “must”
“must” が表す「〜しなくちゃ」が “have to” と大きく違うのは、話し手の意思が強く表れている点です。“must” は話し手の自発的な「〜しなくちゃ」と思う強い意志・意見を表します。

  • I must finish this by tomorrow.
    「明日までにこれを終えないと」
  • We must keep moving forward towards our goals.
    「僕たちはゴールに向かって前に進み続けなきゃね」
  • I can’t stand the heat. I must get inside.
    「暑さに耐えられない。建物の中に入らないと」

 
“must” は “I(自分)” 以外を主語にして使うとかなり強い表現になるので、軽いアドバイスには使わないほうがいいですが、逆に何かを強くオススメする場合にはよく使われます。

  • This video is so funny! You must watch it!
    「この動画めっちゃオモシロい!絶対見ないと!」

 
また、“have to” が話し言葉でよく使われるのに対して、”must” は規則や指示、看板・注意書きなどの「〜しなくてはいけない」に使われることが多い表現でもあります。

  • You must be 20 years of age or older to purchase alcohol.
    「お酒を買うには20歳以上でないといけません」
  • Hard hats must be worn on this site.
    「この現場ではヘルメットの着用が義務付けられています」
  • All documents must be in English.
    「すべての書類は英語でなくてはならない」

過去形は…“had to”!

さらに、この意味の過去形「〜しなくちゃいけなかった」には、通常 “had to” が使われます。文法的には “must have done” という形もありますが、これは「〜してしまっているに違いない」という推量を表す、別の意味で使われることがほとんどです。

  • She had to finish the work by 5pm.
    「彼女は5時までにその仕事を終えないといけなかった」
  • She must have finished the work by 5pm.
    「彼女は5時までにその仕事を終えてしまっているに違いない」

3.単純な必要性の “need to”

単純な必要性の “need to”
“need to” が表す「〜しなくちゃ」は、必要性にポイントが置かれています。

何かをするためや、何かを達成するために「〜する必要がある」という意味での「〜しないといけない」を表します。義務や強制ではないので、嫌々しなくてはいけないというニュアンスは含まれず、ただ単にそうする必要があると客観的に表すのが “need to” です。

  • You need to study harder to pass the exam.
    「試験に受かるためにはもっと一生懸命勉強しないといけないよ」
  • I need to do some shopping today.
    「今日スーパーに買い物に行かなきゃ」
  • You need to take risks to be successful.
    「成功するためには危険を冒してやってみないといけないよ」

過去形は “needed to”

過去形では単純に“needed to”を使います。

  • I needed to go to the dentist this morning, so I came in late.
    「今日の午前中は歯医者に行かないといけなかったので、遅れて来ました」

4.否定形には要注意!

“have to” “must” “need to” それぞれの「〜しなくてはいけない」のニュアンスの違いはつかめましたか? これらは否定形でもよく使われるので、次はそれぞれの否定形の意味・ニュアンスの違いを見てみましょう。

“have to” の否定形、“don’t have to”

“don’t have to” の意味は「〜しなくてもいい」「〜でなくてもいい」です。そこには「義務ではないので、(したかったらしてもいいけど)しなくてもいいですよ」というニュアンスが含まれています。

また、「〜しないといけない訳ではないので、無理しないでくださいね」と言いたい場合に使われることも多い表現です。

  • You don’t have to wait for me.
    「私を待たなくてもいいですよ」
  • You don’t have to eat it all.
    「無理して全部食べなくてもいいんですよ」
  • A good gift doesn’t have to be expensive.
    「いい贈り物というのは高価でなくてもいいんです」

“must” の否定形、“mustn’t(= must not)”

“must” を自分以外の人に対して使うときには「〜しなくちゃいけない」という話し手の強い意志を表す、と先ほど紹介しました。
その否定形である “mustn’t (=must not)” は「〜してはいけない」という強い禁止を表すので、こちらも相手に対して使う場合は少し注意が必要な表現です。

ちなみに “mustn’t” は「マスント(/ˈmʌs ənt/)」と読むので、読み方にも注意してくださいね。

  • I mustn’t eat carbs after 7pm.
    「(自分に言い聞かせるように)夜7時以降は炭水化物を食べちゃダメなんだ」
  • You mustn’t go in there. The sign says ‘No entry’.
    「そこに入ってはいけないよ。立ち入り禁止って書いてある」
  • You mustn’t trust that man. You don’t know anything about him.
    「その男を信用しちゃいけないよ。その人のこと何も知らないじゃないか」

“need to” の否定形、“don’t need to”

“need to” は義務や強制ではなく、そうする必要があると話し手が客観的に思っている「〜する必要がある」でした。

その否定形の “don’t need to” もそうする必要がないという意味での「〜しなくていい」になり、話し手の客観的な考えを表します。

  • You don’t need to book a hotel. You can stay with us if you like.
    「ホテルを予約する必要はないよ。もしよければうちに泊まって」
  • You don’t need to ask me if you want to use it.
    「それ使いたかったら私に聞く必要ないからね」
  • Tomato ketchup doesn’t need to be kept in the fridge.
    「ケチャップは冷蔵庫で保管する必要はない」

 
それぞれの否定形の違いは理解できましたか?

Q.では、ここで1つ問題です。以下の会話はどんな意味になるのか考えてみてください。

A:Smoking is not allowed in here, so you mustn’t smoke here. You can smoke outside if you want to, but you don’t have to.

B:Thanks, but I’m okay.

A.それでは、正解です。

A:ここは禁煙だから、ここでタバコを吸ってはいけないよ。もし吸いたかったら外でなら吸えるけど、(無理に)吸わなくていいですよ。

B:ありがとうございます。でも、今は吸わなくていいです。

まとめ

“have to” “must” “need to” の違いは理解できましたか?
それでは最後に復習を兼ねて、冒頭に登場した3つの文章の意味の答え合わせをしましょう。

  • I have to study English.
    「(義務的に)英語の勉強をしなくてはいけない」

しないといけないと思うに至った要因は外部にある(親に英語を勉強するよう言われた、など)。嫌だけどしないといけない、と思っている可能性もある。

  • I must study English.
    「(強い意志)英語の勉強しなくちゃ!」

自分の中から出てきた「やるぞ!」という意志を表す。

  • I need to study English.
    「(必要だから)英語の勉強をしないと」

試験に合格するため、などの目的があって勉強の必要があると客観的に言っている。感情はニュートラルで、嫌々というニュアンスは含まれない。

違いは微妙ですが、意識してしっかり使い分けてみてくださいね!

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WRITERこの記事を書いた人

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WRITTEN BYYoko

7年前に語学留学のつもりで来たニュージーランド。あまりの住み心地のよさに永住してしまいました。どうしたら英語をもっと楽しく学べるかを日々考えながら「日刊英語ライフ」という英語コラムのサイトをやっています。

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